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現実は構築されたもの。言語によって語られたり、固定観念で支えられていたりしながら。それを述べるために、歴史学、文学、ジェンダーなどあらゆる角度から模索していこうというのが概要。正直、後付け的部分も少々あると思った。よくよく見返してみればこれも構築主義か、みたいな。ただ、社会科学の理論的実践というのはきっとこういうことなんだと。文そのものは非常に難解だった。
時間の都合から本の一部であろう、西野 忠著「地域通貨を知ろう」を取り上げて学んだ。グローバル化によって貨幣価値の一元的肥大化が広がる中で、ボランティア活動や地域内独自の通貨を貨幣として活用することによって地域経済を活性化させようという試みである。つまりこれが上で学んだことが実際社会でどのようになされているのか、ということだろう。
社会科学を学ぶということは、、
思ったとおりに視点が多様すぎて,つかむ!ということが難しいという感想と
まさに今はそういう時代だ、思った以上に、という感想。
そんなところだ。
追われていたなあ、と思う。自分で選んで履修しているにもかかわらず。
ただ、振り返って自分の作ったパワーポイントを見ながら少しだけ誇らしく思った。確かに根気は必要だし、その成果が見えにくいが1年間通すと多少の自信になる。
でもそれは追い込まれてやっただけで問題意識は自分からスタートしたものとはいえない。
社会科学という広い領域から以下に自分の居場所を探していくか、それはまだまだこれからだ。でもそのための土台はこのゼミで十分に培えたと思う。